人形豆知識|雛人形を子供に引き継いでも大丈夫?
ここでは、よくあるご質問「自分(母親)の雛人形を、子供に引き継いでも大丈夫?」について、お答えします。
雛人形は身代わりのお守り
雛人形は、お子様に振りかかる災いの身代わりとなり、健やかに成長できるよう守ってくれるお守りと言われています。
神社のお守り等をお子様に譲らないのと同じ考え方で、お母様のお雛様は、お母様が成人された時に立派に役目を果たしたと考えられています。
それは売る側の言い分だろうとおっしゃるお客様もいらっしゃるのですが、一応このお話は、昔からの雛人形の縁起由来や意味ということで、させていただいております。
引き継ぐなら…
最近は、昔と違いお人形の作りも良くなり、特に木目込み人形は型崩れも無いので、お母様の雛人形をお嬢様に、と言う方も多くいらっしゃいます。
傷んだ屏風やぼんぼり、お花などだけ買い替えられるお客様も多数見受けられます。
本来、お母様とお嬢様の雛人形が二つ並べられれば一番良いのですが、昨今の住宅事情では、なかなかそうもいきません。
お母さまの雛人形をお嬢様に引き継ぐなら、例えば官女さまを新しく足して引き継ぐとか、小さい立雛などを足して一緒にお飾りするなどの方法でも宜しいかと思います。