四分の一 紫裾濃鎧飾りセット

四分の一 紫裾濃鎧飾りセット
しぶんのいち むらさきすそごよろいかざりせっと
517,000 円(税込)
商品コード: 3012
サイズ:間口60cm×奥行45cm×高さ81cm



国宝や文化財に指定されている武具甲冑の模写修理に功績を残した初代名人・一冑を父に、また名匠とうたわれる加藤秀山を叔父に、幼少から甲冑造りを学ぶ。
節句の鎧兜飾り制作の他、実物の甲冑の修理・新作に携わり、社寺や美術館などの仕事を行う。
現在、忠実な時代考証を元に実物と同じ鎧兜を再現できる日本唯一の名工。
現在
- 東京都伝統工芸士
- 社団法人日本甲冑武具研究保存会指定甲冑師
- 東京都雛人形工業協同組合江戸甲冑伝産協力会役員
- 平成21年度「東京都名誉都民」受章
加藤一冑修 代表作一例
挂甲(けいこう)の鎧二十両
天皇即位の際、天皇の脇に並ぶ「挂甲(けいこう)の鎧二十両」を製作。
日光東照宮「千人武者行列」
日光東照宮の神輿渡御祭「百物揃千人武者行列」の甲冑修理を手がける。
御獄神社蔵「国宝・赤糸大鎧」の複製模造品
江戸東京博物館から依頼を受け、御獄神社蔵「国宝・赤糸大鎧」(平安時代)の複製模造品を製作。その費用は数千万。現在も同館に展示されている。
その他、国宝・重要文化財の修理や復元、模造品等の制作を多く手がける。



兜は、実際に武具として永年使われていたものですから、実物大でなくても各部を再現するような気持ちで作ります。
この「しころ」の部分も約500枚もの小札(こざね)を一枚一枚張り付ける根気のいる作業ですが、兜の基本になりますから、丁寧に糊で付けていきます。

小札を全部張った後は、よく乾燥させてから、皮をとじるための穴を開けます。
もともと小札は牛皮でできていました。飾り用の兜は丈夫な和紙を使うため、糊が乾いてから、細い皮ひもでしっかりととじると、しころの下ごしらえは終わりです。

黒い漆を塗ったしころに、緋色や朱の威(おどし:布のひも)を付けます。
鮮やかな色彩は、武具とも思えない華麗さです。源平兜は、このしころが五段あるのが普通です。

頭にかぶる部分を鉢(はち)といいます。
型の金属を帽子のように16枚程重ねて星鋲で止めるものと、球型にできたものに打ち込む場合と2種類あります。鋲がズラリと並んでいるのが星に似ているので星鋲止めといいます。

兜の各部分に取り付ける金具は、すべて手作りです。鍬形、鍬形台、眉庇などは糸ノコで一枚一枚造り、磨きをかけます。
大量生産ができませんから、熟練の技がものをいいます。

吹返、鍬形、しころなどの各部分ができあがったら組み立てます。
鉢の内側には全部組み立ててから皮を貼ります。忍緒は、全体の仕上がりを見ながら付けます。

兜が完成するまでには約2週間かかります。
加藤一冑は手づくりの本格的な兜を制作できる数少ない名工の一人です。端午の節句を彩る伝統の武具が、現代に見事によみがえります。



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上品な紫のグラデーションが美しい、コンパクトな間口の鎧飾り。
保元物語や平治物語には、源氏に代々伝えられた「8つの鎧」の話が残っています。
「源氏八領(げんじはちりょう)」と呼ばれるこの8つの鎧は、平治の乱で「楯無(たてなし)」という鎧1つを残して全て失われ、伝説上の存在となりました。(※領=鎧の単位。1領、2領...と数える。)
源氏八領には、「日数」のほかに、「月数(つきかず)」「源太産着(げんたのうぶぎぬ)」「八龍(はちりょう)」「沢瀉(おもだか)」「薄金(うすがね)」「楯無(たてなし)」「膝丸(ひざまる)」と呼ばれる合計八つの鎧があるとされています。
こちらは、源家に伝わる源氏八領の1つ「日数(ひかず)」の鎧をモチーフにつくられた鎧です。
「日数の鎧」は、保元の合戦では、源為義の子、五郎掃部助頼仲、賀茂六郎為宗、七郎為成、源九郎為仲のいずれかが着用したと伝えられています。
親子の絆と子供の無事を象徴する名鎧が、甲冑師加藤一冑の手によって、鮮やかな「紫裾濃(むらさきすそご)」のデザインでよみがえりました。
裾濃とは、裾に向けて段々と色が濃くなっていくグラデーションの技法です。
この兜の威は、その名の通り白から紫へとグラデーションを織りなす「紫裾濃」で、上品な印象を与えてくれます。
鍬形は、鎌倉時代より少し前、平安時代後期、源義家の兜に取り付けられたとされる長鍬形(ながくわがた)をモチーフにしました。
厳島神社には、源義家のものだとして伝わっている鎧が奉納されており、以来定番になったのがこの長鍬形の角です。
パッと目を引く長鍬形は、兜飾りの中でも特に人気のタイプです。
吹き返しや胴回りには、実物の鎧と同じく鹿革を用い、一冑満身の気合を込めました。
鹿革は、その強度と身体に馴染むしなやかさから、鎧兜に愛用されてきました。しっとりとした柔軟性を長期間保ち続け、色褪せも少ないという特徴を持ち、意匠の美しさを長くお楽しみいただけます。
屏風には、二曲の屏風を用い、弓・太刀を省いたことで間口もコンパクトに。お子様の健やかな成長を屏風に描いた金彩の丸紋模様に乗せて、お届けします。
数に限りがございますので、ご注文はお早めに。
四分の一 紫裾濃鎧飾りセット
四分の一 紫裾濃鎧飾りセット
四分の一 紫裾濃鎧飾りセット
四分の一 紫裾濃鎧飾りセット
四分の一 紫裾濃鎧飾りセット
鮮やかな紫裾濃が美しい、源氏八領「日数の鎧」をモチーフとした鎧飾りです。
実物の鎧と同じ工程で、丁寧に作っています。
四分の一 紫裾濃鎧飾りセット 各部詳細
四分の一 紫裾濃鎧飾りセット 吹返
四分の一 紫裾濃鎧飾りセット 鳩尾板・弦走
四分の一 紫裾濃鎧飾りセット 射向袖
四分の一 紫裾濃鎧飾りセット 総角
四分の一 紫裾濃鎧飾りセット 屏風
四分の一 紫裾濃鎧飾りセット 屏風細部
紫裾濃のグラデーションが美しい、品のある鎧飾りです。
弓・太刀を省いたことで、コンパクトな間口に収まっています。
四分の一 紫裾濃鎧飾りセット 詳細
収納イメージ
梱包時
箱手前のメジャー:60cm
セット内容
仕様