真多呂人形とは
260年の伝統技法を現代に受け継ぐ真多呂人形
木目込み人形発祥「上賀茂神社」認定、唯一の正統伝承者
「木目込み人形」の技を継ぎ、磨き上げられた伝統技法を現代に伝えるのが真多呂人形です。
大正8年創立の真多呂人形は、江戸時代の元文年間からおよそ260年受け継がれてきた伝統工芸品である木目込み雛人形・五月人形などを制作しております。
いまからおよそ260年前の江戸元文年間に、京都の上賀茂神社に仕えていた高橋忠重が作った人形が「木目込み人形」の始まりとされています。
上賀茂神社から木目込み人形の正統伝承者として認定を受けているのは真多呂だけです。
経済産業大臣指定 伝統的工芸品の技
技を継ぎ、磨き上げられた伝統技法を現代に伝える、真多呂の木目込み人形。
数々の工程を重ね、職人の丹精こもる技から生まれる雅やかな逸品は、伝統工芸品として指定され、高い評価を得ています。
伝統的工芸品とは?
作者紹介 二代目 金林真多呂
先代の名人芸は現代感覚あふれる二代目金林真多呂に受け継がれ、ひな人形をはじめ浮世人形など数多くの作品を発表しております。
二代目 金林真多呂 プロフィール
幼少より人形制作に親しみ、日本の伝統芸術に興味をもち、父 先代真多呂について技術を学ぶ。彫塑やデッサンを学び、人形制作を総合芸術として高め、従来の人形師の枠を超えた近代性を備えた制作者として評価を得ている。
二代目真多呂は、安田周三郎氏に師事して塑像を学び、さらに澤田政廣氏に師事してデッサンを学び、伝統的な人形制作を総合芸術に高めました。
人形の原型はすべて二代目・金林真多呂の手によって一体一体丹念に作り上げられています。
もちろん完成に至るまでの工程もすべて手づくり。素材は国内産のものにこだわり、多くの専門職人が作業を分担し、魂を込めて芸術の息吹を吹き込んでいます。
だからこそ、真多呂人形はいつまでも飽きのこない、眺めれば眺めるほど味わい深い逸品に仕上げられるのです。
全国節句人形コンクール 受賞歴
| 平成元年 | 通商産業大臣賞受賞 | 16年 | 経済産業大臣賞受賞 |
|---|---|---|---|
| 4年 | 文部大臣賞受賞賞 | 17年 | 文部科学大臣賞受賞 |
| 6年 | 東京都知事賞受賞 | 18年 | 東京都知事賞受賞 |
| 9年 | 文部大臣賞受賞 | 19年 | 経済産業大臣賞受賞 |
| 10年 | 通商産業大臣賞受賞 | 20年 | 文部科学大臣賞受賞 |
| 11年 | 中小企業庁長官賞受賞 | 21年 | 経済産業大臣賞受賞 |
| 14年 | 文部科学大臣賞受賞 |
真多呂人形 こだわりの職人名鑑
真多呂人形では、熟練の職人たちが一つ一つの人形に鍛え上げられた技を放っています。そんな職人たちの横顔をお伝えします。
西野 孝一 職人歴:60年
戦前から木目込み人形一筋、まさに筋金入りの職人です。叔父が真多呂人形の絵師だったことをきっかけに、この道へと進みました。人形から小道具まで、何でもつくれてしまう経験の持ち主。
主な担当は筋彫り。筋彫りとは、布を木目込んでいくための溝作りです。筋彫りは、仕上がりのよしあしに影響する大事な工程。布の厚みをイメージし、木目込みやすくかつ出来栄えが美しくなるよう、彫りの深さを絶妙に調節してゆく ―― 人形界でも西野にしかできない熟年の技の1つです。
加藤 守利 職人歴:30年
「何年やってもいつまでも下手だね」とはにかむシャイな絵師。
加藤の職人歴は、絵師一筋30年。黙々と着物や小道具の模様を描き込んでいきます。センスの良さはピカイチ。箔押しなどの技術も確か。持ち前の器用さを活かし、図案も作成します。
山本 晋也 職人歴:20年
営業マンを経て、「ものを作る仕事がしたい!」という情熱で木目込み人形の道へ飛び込んだ異色の職人。
主な担当は原型の型取り。一言で型取りと言っても、最近の人形は大変複雑な形状をしていますので、簡単な作業ではありません。湿度や温度によって型の固まり方も変わるため「どうやったらキレイに抜けるか」を、その時々の状況を見極めて綿密に調整しています。
三谷 乃理子 職人歴:12年
三谷の担当は衣装のコーディネート。西陣織屋さんもビックリの知識を武器に、布の組み合わせを考え、それぞれの人形に合わせて生地を裁断、コーディネートしています。
きちんとした時代考証を踏まえつつ、今年の傾向も見定めます。伝統と現代の融合の中で、落ち着いて上品、明るく格調のある「真多呂らしさ」を盛り込んでゆくことが役目です。
【真多呂人形について】 真多呂人形とは | 真多呂人形の特徴

































